澄水

秋めいて茜に染まる黄昏は二日の月を浮かべて暮れる

0
澄水

十二時の紫苑十二の花弁で季節は巡る一廻りして

0
パパ猫

甲子園二回戦の音聞きながら風に吹かれて晩夏の昼寝

0
行雲流水 破調編

夢に見る 唯一無二の 一編の詩 何処か誰かの 机の中に  58

0
澄水

ベートーベン「運命」は二度三四度鳴り響けども我は逃げない

0
恋子

二十歳過ぎ肌より恋の曲がり角楽しむ夏も変な汗かき

0
サルトビ

東京は 二十二年で 大惨事 二度も被る 運命都市か

0
サルトビ

歌舞伎座の 名物鯛焼き 特大を 二個も食べたら 友が驚く

0
恋子

夏の恋秋に悲恋の流し歌二晩三晩の弔い踊り

0
恋子

夏祭り暑さ蹴とばしかき氷ストロー二本の恋の序章

0