葛葉

新しき日に君居らずただ独り空いた右側春風が行く

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だいだい

凡庸なひとの心の内側を薔薇にたとえてみても退屈

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裏側はなるべく見ない方がいいカニをひっくり返した君へ

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塩本抄

側溝を流れる銀の音今日も街が始まるアラームひかる

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恋野つづる

「こちら側のどこからでも切れます」のそちら側から君は切ったね

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