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傘
平見翠玉
スクールバス学童に止まり傘さす子等野分前の無言の街
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平見翠玉
茶々丸
太陽と地上の間日傘欲し発明したらノーベル賞を!
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茶々丸
小野小乃々
青天のプラネタリウム透明な傘を自転のようにまわして
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小野小乃々
満月しじま
あの夏にあなたがくれた赤い傘いまもだいじにしまっているよ
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満月しじま
梅鶏
子は傘を持たないで行く濡れるより嫌なことなど山ほどあって
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梅鶏
恋子
日傘さし絹のハンカチうなじへと抑えるゆびの夏を艶じ
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恋子
めるへん
こんな日は頭痛いと言ってたね赤い傘さし紫陽花見つめ
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めるへん
鈴木ベルキ
はこべらにあたたかき雨しみてゆく歩道を踏めり傘をひらきて
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鈴木ベルキ
パパ猫
落ちてきた雨の涼しく焼けた肌 傘はささずに濡れて帰ろう
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パパ猫
澄水
沈みゆく夜半の満月月の傘生かされている守られている
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澄水
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