澄水 傷
澄水
きらら♪ 窓際の 春の陽ざしは 優しくて… 君は寄り添う 心の傷に
秋山夕介 背比べ柱の傷に涙せし齢十九で嫁ぎゆく朝
鞘森天十里 春雨のあとに洗車機列(つら)なりてピカピカにしても傷は消えざり
澄水 黒い鳥傷負いながら飛んでいる昨日の空の在り所ゆえ
tako tako tako 胸の傷 えぐるナイフを 持つあなた その温かい手を 忘れられない
ふくすけ 傷つけば二度と塞がることはない 心はいつも濡れているから
みのりん 幼き日 転んで泣いて 擦りむいて 傷はゆっくり いつのまにかに
はるるあお 凍傷で変色してるカリフラワー返品するか問うレジ熱く
麻衣 