破 調 傷
破 調
二人静 少しだけ手首に付きし火傷跡問う人ありて痛み和らぐ
うたちゃん 消えゆけば傷つけることなくなると さようなら告げ扉を閉める
恋子 胸やけに胃薬飲んで治らぬと恋の火傷をどやさと披露目
Hama まだ誰も 踏み入れてない 明日には ひとつの傷も 汚れもないんだ
桑田諦命 生傷よ 癒えよ癒えよと 弄くって 悪化させる 夏の思い出
よし 触るなと 妻に言われた 一言で 傷つくことを 知っているのか?
桑田諦命 相手を 傷付けない 思いやり 席を譲ろうか 止しておこうか
桑田諦命 相手に 対する失礼は 自分自身を 傷付けている 様なものなり
宵闇 