Tokari

汐騒の届く範囲に君と僕素足で駆ける初夏の気配

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天頭松莉

僕の代わりは誰もいないと叫ぶ。鏡に映る君を殺した。

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澄水

それで僕風を集めて青空を飛びたいんですハッピーエンド

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パパ猫

君と僕どんなに遠く離れても照る月ひとつ一緒に眺める

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パパ猫

穏やかに主人とたたずむレトリバー絶対僕より人間出来てる

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パパ猫

墓碑銘を何度もなぞり続けてる君とつながる僕の指先

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光る君

オキザリス朝は薄目で僕を見て陽(ひ)に花開き顔を背ける

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澄水

片隅でひっそり暮らす君と僕静かな暮らしそんな仕合せ

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パパ猫

君だけが若いままとはちとずるい僕だけ年を取ってゆくのは

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中原鼠栞

もう嫌だよ。僕は暴れる万年床で。明日よ来ないで来ないでよ、ねぇ

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