梅鶏

寝室兼台所兼書斎兼居間兼僕が泣いていた部屋

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ふにふにヤンマー

EnterKey押すたび過去の戦場で突撃していく僕の曾祖父

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今紺しだ

もし君が隣にいたら僕だけが眠れないまま月光を見る

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りんごりら

5月並み気付かず家を出た僕は春に包まれ汗に包まれ

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海月みんみん

青春と君の呼ぶ日々僕の手で壜に詰めれば毒か爆薬

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似鳥

レントゲン写真に写る僕たちはありふれている透明な傘

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平木リラ

僕は君の言葉を啓示とあがめている(まるでパブロフの犬と思えど)

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千吉

お茶屋さん最近俳句が大好きだだから僕はサラダに変えた

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肩甲骨

銀河は太陽を抱え地球は僕たちを抱えこの日この時

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肩甲骨

ビーダマに僕はなりたい猫の目のあの黄金の瞳のような

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