茶熊さえこ

青空に投げ出していく身に当たる太陽の光 輝く歩夢

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もえ

「ぼんやりと灯りし窓辺月光り冴えて語りし彼方の空よ」

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羹鱠

ひさかたの 光に思ふ 白雪に 萌えむ命と 春の足音

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凪海

街灯に ハクモクレンの ふわふわの 小さいつぼみ 光る

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羹鱠

東風 ながめ移ると 青葉より もれ出でたるは さいの陽光

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凪海

冬、光の低さに目を細めるの 懐かしさを見る時に似て

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紺野水辺

君が見る世界のかけら本棚に溢れて光るたぶん、もう恋

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花楓

千年の月日が経って和紙じゃなく光に踊る31字

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長いケーキ

眺めるは 青空でなく 青光 通勤バスは まるで護送車

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浅葉 潤

午前二時 夜の世界は 雪景色 カーテン越しの 光が盛れる

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