澄水

真冬の夜星一つ見ゆそれだけで報われた気す星の金貨で

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澄水

月の海青く空色透けている二人見ている冬の午後かな

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麻衣

帰れない故郷のように思い出す道を違えた君の言葉を

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澄水

山茶花も咲いては散ってこの冬を伴に過ごせり君の替わりに

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海紀亜

育てても冬を越せない恋だった 何度詠っても夏は還らず

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澄水

冬晴れて霞みて山も見えぬ程雲一つ無い神の存在

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澄水

冬枯れの野に雑草や枯れ薄日向ぼこする暫し一緒に

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澄水

夕焼けに浮かぶ山影三角の鴉は帰る冬の夕暮れ

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澄水

冬型の気圧配置でお月様少し寒かろダウン着た君

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澄水

雲切れて冬の日が差す青空を鳶は舞えり木枯しに乗り

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