千吉

冬季北京 パラリンピックに ロシア人

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麻衣

海風と冬の終わりがさわやかで フラれたけれど鴎になれた

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麻衣

君がため塗ったマニキュア落としたら 本当は飛べると気づいた冬よ

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夢月蛍

冬空の澄んだ青色ひかる影あたしの足が土に固まる

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塩本抄

内陸の冬に触れたる友の云うぴしぴし寒いを撫でてみる 風

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藍苺 未八重 (ライメイ ミヤヱ)

雪匂い 気鬱踏みしめ 足急ぎ 鏡餅無し 只その為に

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麻衣

その枝に実は桜が咲くことを 厳しい冬にふと思い出す

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千吉

冬の浜壊れた傘を詠んだ詩人ゴミはその儘詠みっ放し

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小田真莉

きみと見る ブラインド越しに降る雪が モアレみたいでくるめく欲望

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茶熊さえこ

青空に投げ出していく身に当たる太陽の光 輝く歩夢

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