
出


コツコツと楽しい思い出ためてゆき走馬灯を彩りたいのだ

「空腹時と給料日スーパー行くな」メモ書いたこと思い出す 知ったことかとりあえずサラミ

黒壁に座禅をまねて白くなり恋を詰め込み無が飛んで出た

少しずつ思い出してる君のことずっといたんだ僕だけのために

忘却に甘んじていた記憶たち出番は来るか色めき立つ夜

ちはやぶる神在月の出雲の地 妻と二人で稲佐の浜に

たまはがね たたき鍛えて 本身出し 耳に響くは 生きた証か

いままでは 残りのための 人生と 澱(おり)を流して 鋼(はがね)むき出す
