平見翠玉 別れ
平見翠玉
パパ猫 停車場で別れた君が遠ざかる路面電車が走る速度で
行雲流水 破調編 お願いだ そんな優しい 目で僕を 見ないでおくれ 別れの時に 161
恋子 秋の風別れた人があいたいと逢うか会うのかベッドか金かと
ちょこのん 秘密基地覗いた朝に別れ告げ夢を終えても世界は廻る
ぽ 秋風に 響く雷鳴 暗雲と 別れを嘆き 喘ぐ夏
恋子 ああいやだ別れたはずの着信音空耳なのにまだ追っかけてる
サルトビ 同郷の 袂別れし 友人の ラインの文に 心洗わる
恋子 お先にと笑ったような気がしたと娘は母に永遠の別れを
行雲流水 破調編 