匂い

ちょこのん

香水を「女の匂い」と言ったけど浮気されてるわけじゃないのよ

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パパ猫

むせるよな稲の匂いと澄んだ空 五円玉手に古里思う

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恋子

食った後に気になる匂い口の中駅のトイレでガラガラゴロと

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恋子

うたたねにページをめくる膝の風秋の匂いを栞としゃれて

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平見翠玉

ふと開く記憶の小箱季節が巡る音匂い前に進ませる

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あさ

人の匂いここに及ばず秋の陽の光と陰に遊ぶ峰みね

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あさ

大木の若葉のそよぎ我が肩に君が肩にも匂いて触れぬ

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さくら大根

突然の雨が静寂打ち破る雨の匂いはずっとしていた

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恋子

裏町の暖簾の揺れて昼下がり団扇の風の妖しき匂い

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御影

夏の下(もと) 響き合っては満ち溢る生の、もしくは死の匂いたち

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