匂い

葛飾

昼過ぎに 開けた窓から ほんのりと 晩夏の匂い 感じぬるかな

0
葛飾
パパ猫

行商のばあちゃんいつも連れてくる 海の匂いが大好きだった

0
パパ猫
夕凪

後悔を手繰れば全て罪の香が匂いて部屋に染み込んでゆく

0
夕凪
Hama

廃屋を 見れば心に 迫り来る にぎやかな声 音や匂いが

0
Hama
澄水

かき曇り雨の匂いがして来たら少し涼しくなるか夕立

0
澄水
澄水

もりあがる雲よ遥かに青い海汐の匂いの君がいた夏

0
澄水
梅鶏

幼子は「今日ね、今日ね」と喋りだす真夏の土の匂いをさせて

1
梅鶏
ちゆ

ふるさとの風の匂いに似て⁡ ⁡強く抱き締めあったあの人の髪⁡

0
ちゆ
宵闇

百合の花手折れて闇に匂い立つ御仏のもとお拾いください

0
宵闇
パパ猫

いい匂い！昼寝に落ちる寸前に風が運んだホットケーキ

0
パパ猫
次のページ