みゆきち

雨上がり畑にイマスの書き置きに玄米四合の米を研ぐ朝

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恋子

たぐり寄せちょっとつまんで捨てた恋春に似合わぬ背伸びは痛い

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きままなたまご

三回忌木魚に合わせリズムとるドラマー志望の我が弟よ

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澄水

悲しみも痛みも分かち合うことが本当の愛アガぺーの愛

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澄水

我が短歌コミュニケーション求めてる常に誰かと分かり合おうと

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澄水

純粋な心を詠めばひたすらにあなたと分かり合えぬものかと

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茜色の空

ひとつづつ つなぎ合わせて 誇らしく 飾ってみたの 涙ネクレス

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もんじゃく

玄関を 合鍵使って 開けたとき 赤いヒールが 悪役に

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ちたん

君がため春の野に出でて若菜摘む私の場合あなたに貢ぐ

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澄水

流れくる春の小川のしんがりを示し合わせて花筏かな(「青穂」吉田数)

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