秋鵠空(さとあき) 合
秋鵠空(さとあき)
クルクルバニー 悲しみを 理解するべし お互いの 辛さ痛みを 慰め合って
あげは 少し茶目の君と目が合ったそれだけで花嫁決めた中三の夏
木村槿 あれ桜だったらいいねと言っていたあなたと答え合わせがしたい
袴田朱夏 チャーシューを自分で作ることにして今年のながい春に向き合う
半目 数学を考えた人とそりが合わないきっと猫とか蹴るようなやつだ
とみた律 ホームランボールは飛んで来なくても重ね合う手のある内野席
クルクルバニー 競争を 合理化すれば 戦争に なるとわかって 資本主義とは
クルクルバニー 茜雲 霞がかった 色合いに 頬を彩る 富士の高嶺に
秋吉諄 