Mary. 君
Mary.
あきとまと こんなにも死にたくなる夜 何もかもうまくいかないし そばに君はいないし
北原有 君といる季節はすべてあたらしい 塩ラーメン屋でリボ払いする
Coutarus ONAI 君へ貸す夜風の色のパーカーのフードのうちにはりつく桜
Coutarus ONAI 心臓に毛が生えていて春風にそよげば君の町を歩ける
Coutarus ONAI 木蓮の花は開けり君の名は手話で言ふならこんなかたちに
waka_na 垂乳根の母の役目を終えた乳房檸檬のかたち君よ労え
鈴木ベルキ 君のいない日々が上書きされていく抗うように日記は白い
音羽凜 渓流に足を浸して少年のような笑顔でわれを呼ぶ君
梅鶏 