平見翠玉 君
平見翠玉
パパ猫 夏帽子木漏れ日まとう君がいた恋と同時に夏がはじまる
私の楽園 君にかかれば 浴槽のふちが 鍵盤に 何弾いてるの 変顔が返事
私の楽園 初コメに 思わず叫ぶ 子の名前 駆け寄る君が ハイタッチ
パパ猫 珍しく息子に誘われ宵闇散歩 なにも語らぬ君を推し量る
私の楽園 かっこよかったよ 母の一言に 君の眼が輝いた 君の1ページに 残るのだろうか
たかぴ 別れゆく君にはあけぬシャンパンが今夜を永遠(とわ)に自動延長
恋子 いかにもと恋のため息チョイとつきそしらぬ顔の君の悔しく
横浜エリー 胸弾み到着口で君待てば 言葉は要らず土曜の羽田
平見翠玉 