中原鼠栞 哀
中原鼠栞
澄水 お父さん一緒に帰らないのかとお家どうしたと訊く子の哀れ
屯田兵 勝ち組も負け組もいずれ世を去りゆき記憶からも消える哀しき生き物
五つ星 言うでしょ「老兵去るのみ」いつまでも地縛霊の如く哀れに張り付く
五つ星 「忘れるな!俺はここに居る!!」必死こき手心加え哀しくアピる
恋子 屋台酒三々九度のまねごとを演じて哀し道化師二人
たつや 三味を背に村を流れて糧をえ「ごぜ」の哀調わが胸をうつ
落ちついてマダム たこ焼きの小さすぎるたこ哀しいよそこケチるの遺憾であります
澄水 鯵ちやんが可哀想だと活け作り喰おうとすれば君に言われる
毒まんじゅう 