ヤスロウ 地
ヤスロウ
めるへん ブランコの腐りて除く公園は広い空地となってがらんと
凜 ホーホケキョ アラーム代わりに 心地よい 声が私を起こしてくれる
パパ猫 花びらはもはや地面に貼り付きぬ風来たりともぴくともせずに
パンクハリネズミ 我ひとり あなたもひとり はからずも それが一番 心地よき
オルテンシア 果てるなら 意味の分からぬ 愛よりも 遠くて遠い バフムトの地で
恋子 色の意地張って鮮やか田舎道桜と競う菜の花畑
拓人 もう春です 指折かぞえ 暖かく 希望の天地を 堂々と
パパ猫 住宅地ことこと進む電車から次々よぎる桜を眺め
澄水 