葉山きらり 壁
葉山きらり
こゆびびび 服を脱ぎ シャワーに手をかけ ふと見ると 壁にデカい蜂 なに!?ムリ!!たすけて!!!!
恋子 と言われて調べてみても何だかな女郎屋の壁に荷風の落書き
パパ猫 何万年かけて人類は絶壁に流れるままに落ちてゆくのか
満月しじま 肩の触れあう距離にいる君と吾のあわいに壁はなにもないはず
パパ猫 我立つは断崖絶壁足すくむ されど吹き来る新たなる風
ちゆ 色々、と君が事情を誤魔化せば幾万の色にて壁が立つ
うたちゃん 君登る廊下の壁を行き来する スパイダーマンだったあの頃
めるへん 板壁の木目も深き古き店蕎麦屋の親爺の皺も深みが
カンナ 