長月

喉渇き 顔が火照って 息苦し これが恋なら お前にゃ無理だ

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うしめ

夏雲の頭押さえて笠雲は太陽よりも高くありたり

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上原美樹。

そう そっと みみをすまして かんじてよ ひぐらしのこえ 過ぎてゆく夏

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恋子

雑草と言えばそれまで夏薊砕けた夢を労わるように

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恋子

二十歳過ぎ肌より恋の曲がり角楽しむ夏も変な汗かき

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恋子

夏遊び芽生えた恋に水やりを昼の酷暑に根腐れしだす

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御影

血を滴し 滲ませた色の空もまた 熱の病か 夏の夕暮れ

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うしめ

夏盛りおや亡きあとの孼(ひこばえ)に淡いピンクの咲く百日紅

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恋子

夏遊び磯に渚に恋祭り山に遊べば星降るロマン

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パパ猫

夏の朝 水道水の温かく 仏の水入れ 氷をひとつ

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