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夏
みゆきち
夏のよな陽射しの中で まっさらの「冷やし中華」がはためき誘う
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みゆきち
澄水
夏の月目線を下げて親し気に二人見守る光さやかに
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澄水
中原鼠栞
煙立つ日差しに夏は始まる風もないのに動く卒塔婆よ
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中原鼠栞
澄水
時鳥啼きつる方を振り向けど只夏の日の緑あるのみ
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澄水
恋子
初めての彼との恋の草いきれふわりと浮いて手に夏帽子
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恋子
うしめ
鶯とキジ鳴く初夏の朝露がぽとりと落ちたサンダルの足
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うしめ
恋子
朝冷えもそれでも初夏と寝起きの緑ラジオ体操
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恋子
恋子
若みどり映えて恥じらう黒髪の十五の夏にウフッと恋を秘め
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恋子
ゆずまる
うぶ毛たち、剃らなくていい 予感あり 酸素吸うより甘夏たべたい
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ゆずまる
恋子
冷ややっこ麦酒枝豆夏迎え酌の手止めてきれいな月と
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恋子
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