テルメ 夏
テルメ
優花凛 満月でも 心は三日月 雲隠れ この夏の終わり 君去りゆかん
字寺宵 命という概念そのままいただきます真夏のおやつにゆでたまひとつ
狭山茶 LPに 記した夢の 数々を 思い感じて 偲ぶ夕暮れ 37の夏を数えて
クルクルバニー 灼熱の 地獄にまたも 戻ったぞ 工場出れば 真夏の日本
梅鶏 絵日記をまとめ書きして閉じるとき夏の終わりの突風が吹く
クルクルバニー 工場は 嫌いなんだが 夏だけは 冷房効いて ほんま安らぐ
クルクルバニー じとじとと 肌に粘つく 汗が出る 今年の夏は ほんまの夏じゃ
だいだい 瞳には一万ボルト流るるも電気不足を埋められぬ夏
羮鱠 