ふにふにヤンマー 夏
ふにふにヤンマー
(果) メーデーは初夏の季語 メーデー、メーデー、メーデー ほんとうにあついね
Coutarus ONAI 電柱を辿れば海へ着くだろう春から夏へ変わる口笛
鈴木智子 屋上で白く干されたシーツたち五月はきっと揮発する夏
音羽凜 すいか村開村の報を聞きながら帰省かなわず西瓜恋う夏
武田ひか 声変わり迎える前の喉笛のかたちうつくし 夏降り注ぐ
和三盆 グラウンドの隅にも夏があることに捻挫してからはじめて気づく
野歌りん 夏の匂いを含む風が髪の隙間を吹き抜けるような気持ちだ
野歌りん 去ってゆく熱波に焦がれカレンダーめくり探すの「夏の続きは?」
野歌りん 