夕暮

倉山田季二

夕暮れにどこかで香るごま油シャツと一緒に取り込みたいな

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澄水

夕暮れの入り口のとこ君と猫ドアから入る御飯の支度

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澄水

夕焼けに浮かぶ山影三角の鴉は帰る冬の夕暮れ

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澄水

曇りゆく秋空眺む夕暮に百舌鳥を見つけるアンテナの上

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澄水

冷蔵庫取り残されし一本のコーラ悲しい秋の夕暮

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澄水

二日月探し求める夕暮にほっそりとした君の面影

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澄水

小春日の月は東に日は西に良い夕暮になりそうな気が

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とある学生

夕暮れの 空を見上げて 叫ばんと 明日への希望 響かせて

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塩本抄

帰りたくないのはおなじ 泣きそうな夕暮れの手を引いて歩いた

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みどり

晩食の準備しながら 名画家の 絵を思い浮かべる 晩夏の夕暮れ

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