御影

炎天下 アスファルトの上 眩む陰 孤高に焦げる電線の烏

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茶々丸

灼熱のプラットホーム待ちわびるもはや電車は天国の箱に

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パパ猫

炎天下六十分を歩き抜くガリガリ君の力を借りて

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パパ猫

どこからか風鈴の音聞こえくる風のあること教える天使

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小野小乃々

青天のプラネタリウム透明な傘を自転のようにまわして

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満月しじま

梅雨さなかあたかも天に手を伸ばすように咲くんだね立葵は

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パパ猫

西の雲と東の雲を結んでる 細長い雲 天橋立

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恋子

ストライク真夏の炎天球技会ウィンドミルに子らの歓声

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うしめ

炎天下「融けそう」と言う若い人「干物になる」と言う若くない俺

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うしめ

純白のカサブランカの花ひらく体温越えの炎天下にて

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