恋子 女
恋子
サルトビ 大女優 八十近づき 渾身の 演技に迫る 美しさ観る
ちょこのん 香水を「女の匂い」と言ったけど浮気されてるわけじゃないのよ
ちょこのん つっかけたスリッパで駆ける女子トイレ 後ろに鬼がつっかえている
めるへん 亡き妻が教えてくれたことそれは男と女は別の生きもの
恋子 浮浪雲風来坊乗せどちらへ女心だ切符は要らない
Hama 秋の背を 追いすがるよに 夏乙女 暑いんだよと 言うも寂しき
めるへん 跳ね橋の下でアルルの女らは洗濯しながら亭主をグチる(ゴッホ)
恋子 演じれば秋の女のしおらしく恋を愁いて頬杖をつく
ちょこのん 