サルトビ 妻
サルトビ
めるへん 明日から配達弁に決めた夜 妻の背中に安堵が見えた
梅鶏 兄という資格を貰う吾子の手のさするお腹のあたたかきこと
サルトビ ウイスキー 残り少なし 控えよと 妻の声聞く 嘆きの時か
サルトビ 仕事部屋 携帯遊びし 突然に 妻は冷ややか 我を見るかな
サルトビ 掃除終え 次の掃除と 妻の声 疲れし我は 腹の立つかな
サルトビ 娘去り 妻とジムへと 共に行く 悩みし頃が 懐かしきかな
サルトビ 妻の声 必死の心を 忘れるな 広く受取め 己れの糧に
サルトビ 家康の 妻も息子も 自害して 生き抜くことの 非情を見る
サルトビ 