恋子 実
恋子
パパ猫 真実はまるで陽炎ゆらゆらと見たと思えば遠ざかりゆく
こゆびびび 耕され 稲穂が実り 獅子が舞う 生米食べた ぼくの頭山
めるへん 戦時下の人詠むHAIKUの味わいは思いの丈を抑えて写実
こゆびびび あさイチで 短歌特集 嬉しいな 実は私も 最近書くの
Hama 老いてなお たわわに実る柿の木よ 枝を広げて どうぞと与う
行雲流水 破調編 真実は 二重螺旋の 中に在る 宇宙の始まり 終わりの全て 144
行雲流水 破調編 真実よ 暗闇だから 視えるもの 静寂だから 聴こえるものよ 141
めるへん 頭たれ背中丸めてそれ程に俺のこうべは実っていない
晴希 