凜 実
凜
澄水 原爆は神のいかずちかも知れぬ無実小さき者の上にも
みゆきち 言霊の力は有ると信ずれど不言実行嫌いじゃないの
みゆきち 臆病で人の心の機微を知る優しききみの不言実行
みゆきち 世の中の流行りは有言実行で不言実行死語になりゆく
澄水 一粒の麦地に落ちて死ぬならば万倍となる実り豊かに(イエスさまの教えと一粒万倍でこうありたい)
澄水 ラーフラよ覚り切れない私にも息子があって旬平という(ラーフラ(ラゴラ)=障碍の意、釈尊の実子)
みゆきち あるじ逝き忘れ去られた柚子の実が落ちて踏まれてそこだけ香る
澄水 微笑んで死なばいかなる淵なれど我真実を生きたかりけり
ろくろう 