澄水

無花果は実が花であるおもむろに剥いて食べれば花の味わい

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澄水

枇杷の実のぷっくりとした重さある掌に乗せ夏は来たれり

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澄水

無花果がたわわに実る夏となり紙切虫を捕まえた頃

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花農家

若すぎて 言えなかった 真実の 答え合わせを 今君とする

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澄水

枇杷実る水々しさをもいで喰ふ離れて暮らす子のこと想ふ

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つんつるてん

ぐつぐつと 煮込む脳みそその実は 空のヤカンと 上がる熱

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ウツミヤヒト

鏡見て現実見てと言われても鏡の中で目をそらしてる

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澄水

真実の‹信›を得る人少ないが皆救われる念仏すべし(第十七条)

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澄水

念仏は易行であるが真実の‹信›を得るのは難しいもの(嘆異抄 十七条)

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めるへん

丁寧に育てて伸ばす小さき芽やがて数多の生命の実る

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