小説

恋子

背表紙を愛の哲学などと偽装し本棚飾る官能小説

0
宵闇

”久しぶり”冷たくなった小説の続きに文字を吹き込んでいく

0
中原鼠栞

叢に沈む名の無い私小説しばらく読んで元に戻した

1
宵闇

書きかけの小説はぶつ切りのままいつかさばかれる日を待っている

0
パパ猫

一生は長編小説読むがごと最後のページ終えて目を閉じ

2
だいだい

図書館で初めて会った小説のただ一行が見返してくる

1
もんじゃく

小説家に 成りたいのは わかるけど  ラノベのような 恋がしたいだけ

0
純次

読書にSM秘小説NGか曲がりなりにも活字を読んでいる

0
スエヒロ

詩も文も小説すらも届かない文字の苦手なあの子に歌詞を

0
土井みほ

終わりまで読まずに積まれた小説に生きつづけているきみもわたしも

0
タイトルとURLをコピーしました