パパ猫 小
パパ猫
あさ 桜草は小さく震えておかれけり我が一生が決まるのかもしれぬ
うしめ 誰もみな感情の牙かくし持つ自動小銃の引き金引けり
さくら大根 鳥だものそれでいいんだカラスくん赤い実くわえ小首をかしげ
うしめ 鮮やかに黄色の百合が咲きました昨日は蕾今日の小雨に
澄水 マルセルとアルベルチーヌ「口付け小切手にサインしとかなくちゃね」
エコたん 年々と 小さく聞こゆ 虫の音 ゴキブリさえも 住めぬ都会か
エコたん セミの声 コオロギの声 虫の歌 年々低く(小さく) なると覚える
パパ猫 やさしさの波紋は広がる。幾重にも小さい波をつくって生きたい
うたちゃん 