満月しじま

少しずつ風化してゆくあの夏に油性のペンで書いた恋情

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澄水

かき曇り雨の匂いがして来たら少し涼しくなるか夕立

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okcoffeshop

風呂あがり髪のやわらかさ手にもったまま背筋をのばすそうだ幽霊だ少し前から

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恋子

水を打つ夏の暖簾に塩を盛る陰も少々小粋な女将

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Hama

ワンマン列車 遅れて来た人 乗せるため ほんの少し 待っててくれた

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恋子

美味いもの鮎は塩焼き飽きぬもの恋は甘塩少々の焼き

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満月しじま

関係が少しも更新されぬから甘い過去に溺れてしまう

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平見翠玉

パールピアスしてみたし少しだけ57の夏の終わりに

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ふゆねこ

雨上がり山の向こうに虹かかるもう少しだけ生きてみようかな

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めるへん

家如くリフォームしたき我が体逆立ちすれば少し戻るか

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