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山
澄水
山道を登り切ったら白百合が三十本か咲いて待ってる
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澄水
うしめ
薄墨の靄立ち込めて何もかも息ひそめたり里山の朝
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うしめ
深神鏡
翡翠色 森風薫る 山聳え 命集いし 自然美し
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深神鏡
めるへん
炎天下リュック背負いし人の行く百名山に挑む覚悟か
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めるへん
うしめ
山一つ覆い尽くして葛の葉は何も語らぬ 通学路跡
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うしめ
澄水
もりもりと盛り上がる雲かき分ける山の青さよ山頭火ゆく(種田山頭火ヘのオマージュ)
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澄水
澄水
澄む時があれば濁れる時もある濁れる水の流れつつ澄む(下の句 種田山頭火)
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澄水
澄水
岩山のオリーブのごと生きてゆく花を咲かせて実をみのらせて
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澄水
さくら大根
山の尾根雲に隠れて我が町に雨雲低く垂れて雨降る
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さくら大根
めるへん
この国は山と川との地形なり幾多の災禍に術はないのか
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めるへん
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