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川
めるへん
川風を纏いてほとり歩みなば愁いの滲む夕陽が山に
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めるへん
平見翠玉
バスターミナルの四階から見える新宿駅は川のように
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平見翠玉
澄水
畦道に沿って流れる紅い川少し曲って彼岸花咲く
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澄水
パパ猫
ショッピングモールに疲れた夕暮れの川面のきらめき美しすぎて
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パパ猫
梅鶏
河口にも満ち引きがあるわたくしは父の子であり母の子である
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梅鶏
恋子
せせらぎにどうよと魅せる川蜻蛉恋の夢路の寄る辺の標
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恋子
澄水
野分けして竹の折れたる小川には濁れる水のだあと流れる
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澄水
恋子
そんな日はさらさら小川の岸にいて恋の痛手を笹の小舟に
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恋子
恋子
川隔て向かいは女郎街鏡川五歳のガキにまばゆいばかり
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恋子
恋子
鎮魂の灯りを流す元安川朝の儀式を静めるように
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恋子
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