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彼
パパ猫
線路わき草の緑に彼岸花 妖しく燃える炎のように
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パパ猫
めるへん
仲秋の名月晴れて眩しくて彼の地の闇を照らせと祈る
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めるへん
恋子
群れて咲く彼岸の花の紅と裂け煩悩の群れて妖しき艶
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恋子
晴希
お彼岸に入ると去った夏たちは南瓜をぽつりおいていったの
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晴希
恋子
秋彼岸空席のままの指定席老いて盛ん此岸の未練
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恋子
恋子
彼岸の入りどこもかしこも菊花展桜が好きと無茶言う先祖
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恋子
うるふちゃん
おはようと彼に言うため早く行く緊張隠しおはようと
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うるふちゃん
恋子
秋草に交じって野道彼岸花この先墓と蕊やる標
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恋子
恋子
紅い過去刹那哀しく彼岸花此岸に悲し白き純情
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恋子
恋子
ひと夏にふた恋み恋数重ね彼岸へ漕ぎ出すワケある恋
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恋子
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