待つ

茶々丸

風そよぐ朝の駅にて列車待つ手をつないぐお父さんと息子

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恋子

夜顔のけわいほどこし待つ閨の月の明かりの悩ましき艶

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しいら

束の間に消えてしまった竜の雲願う間もなくバス待つ木陰

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パパ猫

いい顔で今日は帰ってくるかしら息子の帰宅を待つ夕暮れ

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行雲流水 破調編

死にたいと 思う日もある そんな夜 息、潜め待つ 陽が昇るまで 113

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めるへん

暑き日々草とのいくさ果てもなく早き晩秋来るを待つのみ

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パパ猫

まだまだとがんばる夏に遠慮して優しい秋は微笑んで待つ

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めるへん

ひたすらにただ待つのみのセンサーは不意の客にも直ぐに応じる

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平見翠玉

五分だけ君を待つ一分早く来て君を待っていたあの頃

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サルトビ

電話にて 長々話す 先輩の 切れずに時の 過ぎるのを待つ

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