花農家

鶯が 得意気に鳴く 朝迎え 心穏やかなりて合掌

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パパ猫

記憶とは地層に似てる見えずとも心の底で重なり泣いて

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澄水

此の世では月子の慈悲に抱かれて信じる心何時何時までも

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澄水

春樹さん羊男を宿してる我が心には月子さんなり

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めるへん

腹立ちて小石を強く蹴りたれば足は腫れしが心は晴れず

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茜色の空

三年過ぎ 十年過ぎても 最期まで 燃やし続ける 熱き心を

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茜色の空

まだ暗い 布団の中で 待っている ものがちかずく 心の鼓動

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麻衣

さよならを告げた海辺に置いてきた心の一部がたまに痛くて

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顔見えぬ けれども心で繋がれる 短歌はじんわり温かい場所

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澄水

大切な事は小声で語られる三十一文字に心を込めて

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