
思い出


未熟過ぎ傷つけただけの思い出を果たして恋と呼んでいいのか

コツコツと楽しい思い出ためてゆき走馬灯を彩りたいのだ

「空腹時と給料日スーパー行くな」メモ書いたこと思い出す 知ったことかとりあえずサラミ

少しずつ思い出してる君のことずっといたんだ僕だけのために

思い出せる限りの生き恥を引っ張り出してぶち撒けて汚してしまった海の底で待つ

独り酒ほろりほろりと酔いゆけば昔のことぞ思い出される

どうしても心が寂しい夜ならば幼き頃の思い出撫でて

屋根たたく、雨のしずくがにぎやかで、遠き思い出、蘇る夜
