羹鱠 思
羹鱠
Sea 噦り泣く 届かぬ思い 胸に秘め 熱い涙と 冷やした布団
夏近 つまらない自分ではそう思えても他人(ひと)はをかしと言うかもしれない
狭山茶 LPに 記した夢の 数々を 思い感じて 偲ぶ夕暮れ 37の夏を数えて
孤渓 故郷の過去の思い出垰で見る幼き記憶其処にかしこに
クルクルバニー あとわずか 退職すれば 遊べると 思っていたが 大きな誤解
はるまま 歩きながら触れた手を握り返さぬことで知る思春期
飯塚隆二 置き去りの君の視線が冷たくて不思議の海に抱かれてみる
熱海に行きたい 憐れみをそっと一滴混ぜた目がばれないとでも思っていたの?
クルクルバニー 