恋子

ささやきに嫌いじゃないと指からめ臆病だけの恋のいじわる

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澄水

歌詠んでプラトンでさえ驚くかプラトニックな我が恋路かな

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恋子

めんどうな恋のひとつをかたづけて言霊死んで火の玉飛んだ

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恋子

姿見に乳房映してナルシストからだうらはら恋は臆病

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恋子

知るほどに愛はけだもの牙を剥き恋は怠けて浮き寝の懸想

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澄水

古い恋思い出はもうセピア色色付けてくれ新しい君

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澄水

失った恋から逃げて行ったのはあづさの名前ある信州へ

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恋子

燃えた恋焼けてしまって冬花火一筆啓上寒い春です

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澄水

さようならさらば恋人友達よ何時か何処かでまた逢う日まで

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澄水

淡い恋君を思えば眠れない春の夜は更け夢のごとしと

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