りをん 恋
りをん
りをん 伝われと きみが詠んだ 上の句に 返せなかった 僕の下の句
りをん きみが言う 好きな人の 好きな人 それが誰だか 僕は知りたい
麻衣 もういいの嫌いも好きもだし尽くしここにはなんにもないのもういい
かたつむり 恋よりも通過儀礼と呼ぶべきの時間は全て校舎の隅に
渦 三連休寝てばかりの僕 隣人は歌が恋人かき鳴らすギター
露置みつる 口ずさむ君が結局ぼくだけに教えてくれた恋のメロディ
甘森太一 ブレーキのほとんど効かない自転車で下るみたいな恋だってする
茶熊さえこ 愛語るらぶらぶふたりの恋バナも喧嘩の裏打ちあってのことだ
佐久繭子 