恋子

初心を乗せふらこここぎだすそよ風の夢を引き寄せ恋の背を押す

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恋子

ゆび絡めいけない恋をまさぐれば吐息切なく狂おしき春

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恋子

都々逸に粋な年増の三味の音恋を騙れば膝の崩れて

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恋子

運勢を眺めて今日の色を知り飾ってみれば道化師の恋

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ひまわり

憧れて追いかけてこそ恋なのに逃げてはくれず追われる悲しさ

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恋子

手鏡にお絵描き上手とほめられて姿見つぶやく恋の詐欺師

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恋子

恋なんてこんなものかと泥化粧散る花踏まれ時は残酷

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山下萌々子

夜桜が薄く照らされ表情をいくつも見せる 昼が恋しい

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山下萌々子

シャンプーを使いすぎだと喧嘩したアイツにワレモノ注意を貼った

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恋子

溜息に鐘はひとつの愚痴自慢恋はこそこそ逃げ出し嗤い

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