パパ猫

昼と夜は背中合わせの恋だから しばしの逢瀬夕焼け映えて

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北純一郎

恋歌を百首君に送りけり返歌来ずともまた送りけり

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北純一郎

恋歌を送りし君の顔忘れ虚ろなるかな同窓会

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恋子

夜桜に影の重なる木の陰に月は上弦放つ恋の矢

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恋子

ゆらゆらと恋もかげろうはかなくて夢のごとくにひと夜の契り

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恋子

恋遊び言葉遊んで花筏乗ればゆらゆら時はおぼろに

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恋子

字余りの恋歌つづり一字二字削って紡ぎ織ってはほどかれ

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恋子

恋は恋パンチを喰らった途中下車同じ路線に怒った彼女

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恋子

通りゃんせやさしい言葉と聞こえたが恋の細道ため息吐息

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恋子

こそこそと夢をひきずる授業中解は虚数か恋の関数

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