恋

恋子

やや寒も心を春に遍路路の五十路の恋路チリリチリリと

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恋子
恋子

よりそえばよせよだなんて赤くなり恋はわがまま正直は敵

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恋子
海紀亜

僕はなにを云っているのか 届かない才より叶う恋がほしいか

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海紀亜
凜

わが命の全けむかぎり忘るまじ たとえ汝に届かずとも

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凜
恋子

わがままな花を愛でれば浮浪雲絵馬の恋などちりぬるをわか

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恋子
恋子

片肩を濡らしてけなげ春の雨おのこの恋の意地と勲章

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恋子
ぽし

空の上 朝焼け見つめ はやる気は 帰りの雨など 露も知らずか

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ぽし
澄水

恋人が呉れたネクタイバーバリの焼き捨てている春の庭かな

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澄水
恋子

明日なんぞ読めぬが黄泉か三途川せめての今日は恋の櫓を漕ぐ

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恋子
恋子

春淡く夢路の栞や恋日記行間読めど昼の行燈

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恋子
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