恋子

恋にある遠慮と距離が愛になく春陽炎に描くあみだくじ

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恋子

不器用が恋につまづき世をすねて春を恨んで泣けば笑われ

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七日

片想い 諦めついたと 言い聞かせても 夢に出てくる あなたが憎い

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恋子

春風にいたずらされて恋心あちらになびきちょっと衣替え

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恋子

猫も春声をたぎらせ牙を剥き無情を嘆く恋の本能

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恋子

たとえれば恋は漁火妖しくて炎の艶の魅せて誘い

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恋子

ポタポタと刻む点滴誘い水病の余興遠き日の恋

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もんじゃく

小説家に 成りたいのは わかるけど  ラノベのような 恋がしたいだけ

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恋子

春浅く恋のほむらの萌えずして道草しては野花うらやみ

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恋子

手料理がうまい君の手まな板に恋までのせてためらい少し

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