悲

澄水

断食をする時に悲しい顔をしてはならぬとイエスは言いし

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澄水
満月しじま

バーボンで呑み下せない男の悲抱きつつ夜はそれでも更けて

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満月しじま
満月しじま

茜空はいつも青を孕む　よく笑う人にもある悲の部分

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満月しじま
めるへん

コチコチと回る時計の悲しさを知る由もなく向日葵は咲く

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めるへん
すあまラテ

ねぇ私 何がそんなに悲しいのワタシがいるでしょ君のそばには

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すあまラテ
パパ猫

夏の雪 悲しみの降るひらひらと積もることなく解けることなく

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パパ猫
平見翠玉

悲しがる君の瞳はものを言う負けないで瞳に乾杯

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平見翠玉
ふゆねこ

苦しみも悲しみもまたうたかたと猫はひたすら夢とたわむる

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ふゆねこ
恋子

感傷にどっぷりつかって夢を見て恋路の果ての悲劇の主役

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恋子
平見翠玉

夕日に寺院照らされ血に惑う民の叫びと悲しみを知れ

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平見翠玉
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