クルクルバニー    愛
            クルクルバニー    
            凪海    君が撮るカメラロールに居たわたし救いだったよ愛されたいこと
            凪海    旅行後のアルバムにいる枚数が愛され度合いに比例していて
            だいだい    流氷にだけ聞かせてあげる男など愛したことはついぞなかった
            クルクルバニー    主よ主よと 言葉で愛を 唱えても 愛がないから 行いあらず
            クルクルバニー    愛に飢え 理想が高く 望しが 挫折以外に 味わい知らず
            クルクルバニー    愛せよと 言ったところで 愛されぬ 者の悲鳴は 尋常でなく
            クルクルバニー    愛すれば 心の内は 暖かく 豊かになりて 楽しくなりて
            クルクルバニー    愛情に 飢えて乾いた 幼年期 老いたる幼児 いまだ満たせず
            クルクルバニー    